プライベート・バンク 総合ランキング

1 ピクテファイナンシャルマネジメントコンサルタント株式会社
業態:投資助言
歴史と伝統を持つプライベート・バンク
2 アブラハム・プライベートバンク株式会社
業態:投資助言
オフショアに強み。投資助言会社なのでコスト効率も良い
3 日興ファンドラップ(日興コーディアル証券株式会社)
業態:投資一任
まとめて資産管理を引き受ける。コスト面にやや難あり
4 業態:銀行
UBS銀行東京支店ウェルスマネジメント部
4 業態:投資一任
野村SMA(野村證券株式会社)

総評

いくら有名ブランドの看板とはいえ、海外金融機関の日本支店は別物です。
例えば「UBSプライベート・バンク」という名前でも「投資商品のセールス業」である点に注意が必要です。

つまり、サービスの中心は、富裕層向けに用意されたファンドの販売や仕組み債といった金融商品の提案のみということになります。

ちなみに、本国のUBSの商品は日本では買えません。

実は、証券会社や銀行など金融商品の販売業務を営むためには、それだけで多大なコストがかかります。

そこでスイスの大手プライベートバンクのピクテは投資助言業という業態で日本に進出してきています。 それが、ピクテファイナンシャルマネジメントコンサルタント株式会社です。
投信運用会社の「ピクテ投信投資顧問会社」とは別会社ですので混同しないようにしてください。

銀行や証券業務を行うためのコストを抑えて、プライベート・バンキング・サービスに特化しているのが、「投資助言」の会社で、「投資助言」をサービスの主軸にしているので、企業の利益=顧客の資産をいかに増やすか、ということになり、企業利益と顧客利益の一致が見られるところに、この形態の良さがあります。。
同様のスタイルを取っている会社のうち、日本系で有名なのが、アブラハム・プライベートバンク株式会社です。

さて、ランキングの総評です。

第1位に上げたピクテファイナンシャルマネジメントコンサルタント株式会社のサービスは真のプライベートバンキングサービスと言えるかもしれません。 金融資産10億円以上で、かつそのうち5億円以上預ける、というのが、顧客になる条件です。

世界80カ国に広がるグローバルネットワークと長年の積み上げてきた運用テクニックを駆使した金融サービスはピクテが世界に誇っている強みでもあり、同時に信頼に足るものがあります。

たまにプライベートバンクやオフショアバンク=所得税や相続税に対する節税スキーム、と思っている人がいるようですが、スイスの銀行と言えども日本の投資家は当然のことながら、日本での納税義務があります。

スイス議会が、課税逃れのUBSの米顧客情報を、米国税務当局に提出すること承認したという報道も記憶に新しいかと思います。

ちなみにスイスのプライベートバンクであったUBSの日本支店は、日本の顧客の60%以上が40億円以上の「超富裕層」で占められていますが、実はそこで提案されるのは、日本国内で販売を許可登録された商品ばかりであり、本場スイス本国でのUBSの本来のサービスとは随分異なるのが実情のようです。

つまり、ことプライベートバンクに関して言えば、特に日本の支店になると、本国同様のサービスを受けられないケースが多く、必ずしも「有名=使いやすくてサービスも良い」となるわけではない点には注意が必要ということですね。

別の手段として、オフショア為替口座の開設が個人的には狙い目だと考えています。

手数料やコストを低く抑えながら、世界中の株式や債券、ファンドに直接アクセスできます。
オフショア為替口座の開設は、オフショアを得意とするアブラハム・プライベートバンクに相談してみるのがよいでしょう。

オフショア運用会社と直接パイプを持っているので提案力があります。

助言対象ヘッジファンド数が2万本。これは国内のその他の金融機関とは比べものにならない豊富さです。オーダーメイドのポートフォリオ提案をしてくれるので、その点についても魅力があります。
毎月数万円以上の投資をする積立マネジメントコース、一括数百万円以上の投資で利用できるファンドセレクトコースと、少額からでも利用できるコースも用意されています。

野村證券などの国内大手証券会社では、投資家に代わって資産を全て運用する投資一任契約のサービスを取り扱いを始めています。
ただし、いかんせん、「一任」契約だけあって自由度に欠けます。

運用の透明性にこだわる投資家や、運用にあたっては自分で決定したいタイプの人には不向きでしょう。

日本のHSBCプレミアは、商品自体は国内証券会社が扱う一般ファンドと差がほとんどない、という印象で、それは、金融庁の規制によって縛りをうけているため、国内の金融機関では取扱い商品を幅広く揃えるのは難しい、という点に起因しているというのが個人的な所感です。

こうした事情を総合的に考えれば、直接海外ファンドに投資をするのが良いという結論が出ます。

そして、実はこれをサポートしてくれるのが、ピクテファイナンシャルマネジメントコンサルタント株式会社や、アブラハム・プライベートバンク株式会社に代表される投資助言会社なのです。

プライベートバンクの良し悪しは結局、運用成績の良い商品をどれくらい組み合わせて、優秀なポートフォリオを創ってくれるかにかかっています。

気になる会社があれば、どんな提案をしてきたのか、どんな実績を出しているのか調べてみましょう。

各社情報

1位 ピクテファイナンシャルマネジメントコンサルタント株式会社

会社概要
プライベートバンクにルーツを持つピクテ銀行の日本のプライベートバンキング部門です。
ピクテグループで世界20都市に拠点を置き、世界中のどの地域からも高水準のサービスを提供しています。
ピクテ銀行のプライベートバンクとしての歴史は200年以上、1960年代以降は、年金ファンドをはじめとする世界中の機関投資家が顧客となり、現在ではスイスで最大のプライベート・バンクのひとつにまで規模を拡大。
預り資産総額も2,070億スイスフランを超える水準にまで達し、まさに世界のピクテといわれるにふさわしいといえます。
サービス内容
ピクテのプライベートバンキングサービスは、金融と非金融の2種類に大別できます。
その1つ、金融サービス部門では、自らはアドバイザリー業務に徹しており、実際の運用は信託銀行に託しています。
運用のメインはヘッジファンドで、ファンド・オブ・ヘッジファンドを使って、世界最先端の金融サービスを提供しています。
最低投資金額
3億~5億円?(詳細要確認)
免許
投資助言・代理業
所在地
東京都千代田区内幸町1丁目1-1
手数料・料金
合計1.1%

2位 アブラハム・プライベートバンク株式会社 http://abraham-bank.com/

会社概要
アブラハムホールディングスのグループ会社で、
東京海上火災やみずほ系の資本が入っています。
資本金・資本剰余金は5億1000万円、一般非公開ヘッジファンドとのパイプが太く、投資助言では日本最大手のといえるでしょう。
最高のサービスを最低手数料で提供、がモットー。
サービス内容
一般には公開されていないヘッジファンドやオフショア運用会社と直接パイプを持っているので、これらのプロダクトを組み合わせたオーダーメイドのオリジナルポートフォリオマネジメントが強み。
金融資産1億円以上の富裕層の顧客が多数。
月数万円からの積立プログラムもあるので、気軽に利用できます。
最低投資金額
月数万円から積立可能
免許
投資助言・代理業
所在地
東京都港区虎ノ門五丁目1番5号
手数料・料金
年会費などは実質無料、0.945%
取扱いヘッジファンド
2万本

3位 日興ファンドラップ(日興コーディアル証券株式会社) http://www.nikko.co.jp/service/lineups/treat/sma.html

会社概要
国内有数の総合金融グループで、2009年10月から、三井住友フィナンシャルグループの傘下。
資本金100億円。
コンサルティングを基本としたサービスで株式、投資信託、SMA、分散投資などのマネーポートフォリオ提案を実施。
サービス内容
顧客の投資目的や投資方針、リスク許容度に基づいて、オーダーメイドでポートフォリオを設計し、最適な国際分散投資の提供を目指す。
運用モデルは、「標準モデル」と、「定期分配モデル」の2種類。「標準モデル」では、運用資産の継続的な成長を目標とし、「定期分配モデル」では、安定的な定期収益分配を目標としています。
運用は投資一任契約の締結で、投資対象・売買時期等、投資判断の全てを一任する。
最低投資金額
1000万円以上
免許
金融商品取引業者(一種、二種)、投資助言・代理業、投資運用、有価証券関連
所在地
東京都千代田区丸の内3-3-1
手数料
【手数料:維持管理費という名目】
5000万以下
0.945%
5000万超1億以下
0.735%
1億超3億以下
0.525%
3億超5億以下
0.315%
5億超10億以下
0.21%
10億超
0.21%
【一任報酬】
5000万以下
0.31500%
5000万超1億以下
0.26250%
1億超3億以下
0.21%
3億超5億以下
0.1575%
5億超10億以下
0.13125%
10億超
0.105%

→5000万以下の投資だと、年1.26%
+投信のFoFの管理報酬
+FoFに組み入れられた投信の管理報酬
●ファンドラップ手数料と投資一任報酬に分けて手数料表示しているのでわかりにくいが、合算手数料は相当高め。

SMA・ファンドラップ情報

国内大手証券のSMA 国内大手証券のラップ口座 スイスのプライベートバンク
預かり残高の2.3625% / 毎年 預かり残高の1.6649955% / 毎年 預かり残高の1.5% / 毎年

※出典は各社HP

最大手数料率

ファンドラップ
野村ファンドラップ 
最大1.6649955%(税込み・年率) ※5,000万円以下の部分
日興ファンドラップ
1.26%(税込み・年率) ※5,000万円以下の部分
SMA
野村SMA 
最大2.3625%(税込み・年率)
日興SMAグローバルポート
0.9450%(税込み・年率) ※3,000万円以下の部分

1億円超部分 ファンドラップ及びSMA手数料

野村ファンドラップ
1億円超の部分 最大1.2187455%(税込み・年率)
日興ファンドラップ
1億円超3億円以下の部分 0.735%(税込み・年率)
野村SMA
最大2.3625%(税込み・年率)
日興SMAグローバルポート
1億円超3億円以下の部分  0.6825%(税込み・年率)

免責事項

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